オオクニヌシの国譲り | タメノホヒ・ワメノワカヒコ・タケミカヅチ

オオクニヌシの国譲り。武御雷神(タケミカヅチノカミ)は十束剣(=十拳剣・とつかのつるぎ)の刃先に座った様子

大国主神(オオクニヌシノカミ)が国造り(国作り)を達成したことで、葦原中国(あしはらなかつくに)は栄えていきます。

それを見ていた天照大御神(アマテラスオオミカミ)や高天原の神様たちは、「この地上(葦原中国)で治めていくのは、自分たちの一族だ」と言い出します。

そこでオオクニヌシに国を譲るように説得する使者を送ることにしましたが、2回も使者が寝返ってしまいました。

 

国譲りの説得1:天穂日命(アメノホヒノミコト)

国譲り神話の舞台「稲佐の浜」

▲国譲りの舞台である稲佐の浜。

  • 1度目の使者:天穂日命(アメノホヒノミコト)

アマテラスは思金神(オモイカネ)と相談し、自分の子供であるアメノホヒを使者として派遣します。

アメノホヒとは、スサノオとアマテラスが誓約という占いをした時に、アマテラスの勾玉から生まれた男神です。

アメノホヒは葦原中国に行くも、オオクニヌシに取り込まれてしまい、3年経っても戻ってこず説得に失敗します。

アメノホヒはオオクニヌシの仲間(家来)になったと言われています。

 

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国譲りの説得2:天若日子(アメノワカヒコ)

  • 2度目の使者:天若日子(アメノワカヒコ)

アマテラスは思金神(オモイカネ)に再び相談をし、アメノワカヒコを使者に選びました。

しかしアメノワカヒコはオオクニヌシの娘である下照姫(シタテルヒメ)と結婚してしまい、8年経っても戻らず説得に失敗します。

 

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国譲りの説得3:武御雷神(タケミカヅチノカミ)

  • 3度目の使者:武御雷神(タケミカヅチノカミ)

アマテラスは最後の手段と、武御雷神(タケミカヅチノカミ)を使者に選びました。

タケミカヅチとは、イザナギの剣についたヒノカグツチの血から生まれた神様です。

オオクニヌシの国譲り。武御雷神(タケミカヅチノカミ)は十束剣(=十拳剣・とつかのつるぎ)の刃先に座った様子

武御雷神(タケミカヅチノカミ)は十束剣(=十拳剣・とつかのつるぎ)の刃先に座った状態で大国主神(オオクニヌシノカミ)の前に現れ、国を譲るかを訪ねます。

大国主神(オオクニヌシノカミ)は子供の事代主神(コトシロヌシノカミ)建御名方神(タケミナカタノカミ)に聞いてくれと答えます。

  • 1度目の交渉:事代主神(コトシロヌシノカミ):恵比寿と同一神とされる
  • 2度目の交渉:建御名方神(タケミナカタノカミ):怪力、諏訪大社に祀られる

オオクニヌシの子供たちを圧倒的な力で屈服させたタケミカヅチは、再度、オオクニヌシを訪れ、国を譲るか訪ねます。

「2人の息子が従うのであれば、私もそれに従う。その代わりに私の住む場所、高くそびえる宮殿を建ててほしい」と言い、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の国譲りは成功となりました。

高くそびえる宮殿とは、出雲大社の起源となっています。当時は今の本殿の4倍もの高さがあったそうです。

 

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