病気平癒・怪我回復・健康

少彦名神社(神農さん)のご利益、お守り、アクセスについて

「少彦名神社」鳥居

大阪市北浜にある「少彦名神社」(神農さん)は健康成就病気平癒、ペット祈願、薬学・医学試験合格の神様です。

このビルに囲まれた道修町(どしょうまち)は、江戸時代から製薬会社がずらっと並ぶエリアです。

健康病気平癒、ペット祈願、薬学・医学試験合格のご利益がある少彦名神社の主祭神、ご利益、ご祈祷、お守り、アクセスについて紹介します。

 

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ご利益

「少彦名神社」本殿

少彦名命(すくなひこなのみこと)、神農炎帝(しんのうえんてい)を主祭神とするのが「少彦名神社」です。

読み方は「すくなひこなじんじゃ」。通称「神農さん(じんのうさん)」とも呼ばれています。

 

「少彦名神社」ビルとビルに挟まれた狭い入口

ビルの谷間にひっそりとたたずむ健康と医薬の神様。その理由はこの周辺が製薬会社が集まっている「くすりの道修町(どしょうまち)」だからです。

ご利益も病気平癒などの健康に関係するものばかりです。

 

少彦名神社の少彦名命と神農炎帝王の絵馬

▲神様の絵が描かれた祈願絵馬。左は少彦名命で、右が薬祖神農神(神農炎帝王)。

  • 少彦名命(スクナヒコナノミコト):大国主命と協力し国造りをした勤勉な神様で、様々な薬やお酒、温泉を作った医薬の神様
  • 薬祖神農神=神農炎帝(しんのうえんてい):は中国医薬の祖神で、医薬と農耕をたくさんの人に教えた神様

道修町は豊臣時代から薬種取引の場として薬種業者が集まるようになりました。江戸時代になると薬種屋124軒を株仲間として唐薬種や和薬種の適性検査をし、全国に売りさばく特権を与えました。

薬は人命に関わらるものなので、吟味するのは難しい。そこで神のご加護により職務を遂行するために、1780年(安永9年)京都五條天神より少彦名命(すくなひこなのみこと)を仲間の寄合所にお招きし、神農炎帝王(しんのうえんてい)とともにお祀りしたのが始まりです。

参考:ご由緒

以上のことから病気平癒のご利益があり、また医学関係の2神であることから薬学・医学試験の合格祈願のご利益もあります。

面白いのは人間だけでなく、飼っているペットまで健康や病気平癒の御利益があることです。飼い主とペットの両方の健康祈願してくれるのがいいですね。

飼い主が健康でないとペットのお世話もできないからだそうです。

 

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お守り

少彦名神社本殿に祀られている張子の虎

1822年(文政5年)にコレラ(疫病)が発生したときに、疫病除薬として「虎頭殺鬼雄黄圓」という丸薬をつくり、病除祈願をし無償でお守り「張子の虎」を配ったところ病気が平癒したことから、今でもお守りや絵馬に「張子の虎」が使われています。

健康成就、病気平癒、ペット祈願にご利益があるお守りを中心に集めてみました。

病気平癒・健康祈願のお守り「天然石」と「首ふり虎守」

少彦名神社「病気平癒・健康祈願のお守り」天然石と首振り虎守

病気平癒・健康祈願のお守りが多く、左は「天然石御守」で、右は「首ふり虎守」。

張子の虎に五葉笹をあしらった根付守り。カバンや財布などに付けて持ち歩きましょう。

 

少彦名神社「病気平癒のお札・御守」

その他、豆虎刺繍入り「病気平癒守」(左手前)、少彦名神社病気平癒紙札(写真右側)、翡翠ブラッドストーン水晶の病気平癒健康成就守(写真左上側)。

お札は紙札と木札があります(初穂料:各1500円)。家の神棚にはお札を、持ち歩くにはお守りをいただきましょう。

医学・薬学のご利益がある「祈願絵馬」

少彦名神社の祈願絵馬2種類(御神像・張子の虎)

医学や薬学の試験を受ける方は、絵馬「祈願絵馬」に願い事を書きましょう。

  • 医師国家試験
  • 薬剤師国家試験
  • 看護師国家試験

写真の右側は少彦名命(すくなひこなのみこと)と神農炎帝(しんのうえんてい)の御祭神の絵が描かれたじ絵馬。写真左側は神社のシンボルである「神虎の絵馬」になります。

どちらも入口の細い通路にご祈祷された後に飾られています。

 

学業成就御守

少彦名神社の学業成就御守

絵馬以外に学業成就御守もあります。

 

ペットお守り

少彦名神社「ペットの御守」と「にくきゅう守」

左は肉球の足形が付いた「ペットの御守」と右は「にくきゅう守」。

どちらも犬や猫の健康祈願と散歩をするので交通安全のご利益があります。

 

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ご祈祷

病気平癒のご祈祷は2種類あります。

  • 一般病気平癒祈祷(紙札):7000円より
  • 特別病気平癒祈祷(特別祈祷木札):1万円より

特に土日は混むそうです。電話で予約するようにしましょう。

  • 電話番号:06-6231-6958

 

アクセス

少彦名神社入口にある虎の銅像

人が入るのもやっとというほどビルとビルに挟まれた狭い空間に「少彦名神社」はあります。写真の金色の虎の銅像が目印。

 

道修町の交差点

漢方薬と大きく書かれたところが道修町。この道を入ってすぐ左に少彦名神社はあります。

 

少彦名神社「神農さん」の看板

すると右上に「神農さん、くすりの道修町史料館」と書かれた看板があります。張子の虎の絵があるのですぐわかるかと思います。

  • 住所:大阪市中央区道修町2-1-8(Google Map
  • アクセス①:大阪メトロ(地下鉄)堺筋線「北浜駅」6番出口から徒歩5分
  • アクセス②:京阪本線「北浜駅」から徒歩6分、京阪中之島線「なにわ橋駅」から徒歩7分
  • アクセス③:大阪メトロ(地下鉄)御堂筋線「淀屋橋駅」から徒歩10分
  • アクセス④:大阪メトロ(地下鉄)堺筋線・中央線「堺筋本町駅」から徒歩10分
  • 駐車場:なし
  • 拝観時間:6時30分~18時30分(社務所10時~16時)

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