露天神社（お初天神）のご利益、お守り、アクセスについて

露天神社（お初天神）の鳥居（表側）

「露天神社」は縁結び、安産、美人祈願、学業成就、商売繁盛・金運、皮膚病治癒の神様です。通称「お初天神」とも呼ばれています。

人形浄瑠璃「曽根崎心中」のモデルになったことでも有名。今では恋愛成就のパワースポットとなっています。

たくさんのご利益があるのは、末社「水天宮」「金刀比羅宮」「開運稲荷社（玉津稲荷）」があるからです。

縁結び、安産、美人祈願、学業成就、商売繁盛・金運、皮膚病治癒のご利益がある露天神社の主祭神、ご利益、ご祈祷、お守りについて紹介します。

ご利益

露天神社（お初天神）拝殿

少彦名大神（すくなひこなのおおかみ）、大己貴大神（おおなむちのおおかみ）、天照皇大神（あまてらすのおおかみ）、豊受姫大神（とようけひめのおおかみ）、菅原道真公を主祭神とするのが「露天神社」です。読み方は「つゆのてんじんしゃ」。

1300年の歴史を持つ古社で、昔この一帯が島だった頃から曽根崎や梅田地域の総鎮守でした。

露天神社（お初天神）お初と徳兵衛の銅像

人形浄瑠璃「曽根崎心中」のモデルにもなったお初と徳兵衛から、通称「お初天神」とも呼ばれています。

本殿左側にお初と徳兵衛の銅像があり、ここは恋愛成就の願い事をするカップルが多いことでも有名です。

2人が突き通した純愛のように「（結ばれない）恋を成就させたい」「永遠の愛を手に入れたい」という方はぜひ参拝してください。

また、菅原道真が太宰府に左遷される時に立ち寄り詠んだという「梅雨と散る涙に袖は朽ちにけり都のことを思い出ずれば」から露天神社と名付けられたと言われています（「摂津名所図会」より、他説あり）。

露天神社（お初天神）境内にあるハート型のおみくじを結ぶ場所や縁結祈願の旗

もっとも有名なご利益は縁結び。縁結祈願書かれた旗やハートとスペードの形をしたおみくじを結ぶ場所などが境内にはあります。

また、中央にはブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが書かれた「恋人の聖地」という文字もありました。

露天神社（お初天神）神牛舎

菅原道真公は、1622年（元和8年）に社殿の再建の時に、御霊代として後陽成天皇により御神明御宸筆を賜り相伝に合祀されました。そのため学業成就のご利益もあり、総合的なパワースポットが期待できる神社です。

学業成就・合格祈願のご利益を賜りたい方は参拝の際には「神牛舎」の牛もなでてお祈りしましょう。

露天神社の末社「水天宮金刀比羅宮」

境内の右側に末社「水天宮金刀比羅宮」があります（上の写真参照）。

江戸末期（幕末）に孝明天皇が安産を祈願され明治天皇が誕生したそうです。

元々「水天宮」は中之島の旧久留米藩大阪藩邸にありました。そして「金刀比羅宮」は旧高松藩大阪藩邸、旧丸亀藩大阪藩邸にありましたが、この地にご遷座されています

露天神社の末社「水天宮金刀比羅宮」

同じく右側にある末社「水天宮金刀比羅宮」でお参りすることで、商売繁盛・金運アップのご利益があります。

露天神社の末社「玉津稲荷神社」の鳥居

また、左側に末社「玉津稲荷神社（開運稲荷社）」もあります。こちらも稲荷ということで、五穀豊穣や商売繁盛のご利益があります。

明治42年「北の大火」の時に、周辺に祀られていた四社の稲荷社を境内に合祀し鎮座しました。

商売繁盛・金運アップのご利益を頂きたい方は、右側の金刀比羅宮と左側の開運稲荷社（玉津稲荷）、両方お参りしましょう。

露天神社の末社「玉津稲荷神社」

またこの末社「玉津稲荷神社（開運稲荷社）」には皮膚病治癒のご利益もあります。

古くは皮膚病の治癒を願って、「鯰（ナマズ）」の絵馬が多数掛けられ、お百度を踏む人々で込み合うほどだったと伝える。

参考：「開運稲荷社　略縁起」より

今でも狭い場所ですがお百度石があります。

複数の神社がお祀りされていることから、たくさんのご利益があります。

主祭神：少彦名大神（スクナヒコナノオオカミ）、大己貴大神（おおなむちのおおかみ）、天照皇大神（アマテラスノオオミカミ）、豊受姫大神（とようけひめのおおかみ）、菅原道真公
御祭神（開運稲荷社）：玉津大神、天信大神、融通大神、磯島大神
ご利益：縁結び、安産、美人祈願、学業成就（水天宮）、商売繁盛（金刀比羅宮・開運稲荷社）、皮膚病治癒（開運稲荷社）
創建：850年（推定）