大阪市城東区にある「諏訪神社」は学業成就や勝負運、仕事運のご利益があります。
その理由は、菅原道真や豊臣秀吉、そして建御名方刀美命（タケミナカタノトミノミコト）という神様に由来しています。
諏訪神社（大阪市）の主祭神、ご利益、お守り、アクセスについて紹介します。
ご利益・歴史
建御名方刀美命（タケミナカタノトミノミコト）と八坂刀売命（ヤサカトメノミコト）を主祭神とするのが「諏訪神社」です。
長野県の諏訪大社の、全国5000ある分社の一つ。読み方は「すわじんじゃ」。
歴史
創建については不明ですが、境内にある灯籠に「承和3年（836年）4月寄進」と書かれていることから、平安時代には創建されていたことがわかっています。
境内には、延喜元年（901年）に菅原道真が九州の筑紫に左遷されるときに、この神社に立ち寄り休憩をとった時に座ったという「腰掛石」が飾られています。
▲菅原道真の腰掛石
その他、豊臣秀吉が大坂城（大阪城）天守閣から外を眺めた時に、森のように生い茂った神社を見つけ、参拝したのがこの諏訪神社です。
その後、小田原攻め（小田原城攻略）に勝利したことから、獅子舞を奉納しています。名前は雌（白雲号）と雄（白豊号）。
残念ながら、淀川大洪水（1885年・明治18年）に雄（白豊号）が流出してしまい、今は雌（白雲号）のみとなっています。
現存する豊臣秀吉奉納の獅子舞・雌（白雲号）は、夏祭りや秋祭り、お正月から2月3日の節分まで展示されるそうです。
境内の説明書き「諏訪神社と獅子舞」より
境内には大砲があります。
「明治2年5月官軍攻五稜郭で使用した大砲（巨砲）」と書かれていますが、よく見ると1880年製と刻まれているので、実際は幕末に使われたものではなく、日清戦争か日露戦争に関係するものだと思われます。
境内には日露戦争の凱旋記念碑が別にありました。
ご利益
御祭神である建御名方刀美命（タケミナカタノトミノミコト）は、オオクニヌシノミコト（大国主命）の子供です。
オオクニヌシが国譲りをする時に登場したのが、息子の建御名方刀美命（タケミナカタノトミノミコト）。
タケミカヅチノカミ（建御雷神）と力比べをした怪力であること、長野県の諏訪地方を武田信玄が支配をした時に、よく諏訪大社を戦勝祈願をしていた、豊臣秀吉が諏訪神社を参拝し小田原城攻めに勝利したことから、「勝負運（勝運）」、「仕事運」のご利益があるとされています。
また、菅原道真が左遷される時に立ち寄ったことから、「学業成就」のご利益があるとされています。
境内には合格祈願と書かれた末社「腰掛天満宮」があります。菅原道真公が祀られているので、入試の方はあわせてお参りしましょう。
- 主祭神：建御名方刀美命（タケミナカタノトミノミコト）と八坂刀売命（ヤサカトメノミコト）
- 末社「腰掛天満宮」：菅原道真
- ご利益：勝負運、学業成就、仕事運など
- 創建：不明
お守り
ご利益は本殿横の社務所でいただけます。
お守りは初穂料1,000円。携帯電話ストラップ守は500円。
学業成就御守
菅原道真と言えば学業成就です。入試に合格したい方はぜひこのお守りをいただきましょう。
菅原道真の絵が描かれている「学業成就絵馬」
学業成就のご利益がある絵馬。菅原道真公の絵が描かれています。願い事を書いて、ご祈祷して飾っていただけます。初穂料500円。
お守り「諏訪神社御守護」
諏訪神社のご利益がまとまっていただきえるお守り「諏訪神社御守護」。総合的に守っていただけます。
お守り「諏訪神社御守護」は赤色と緑色があります。
交通安全御守
交通安全のお守りもあります。
旅行安全御守
旅行カバンなどにもかけられる「旅行安全御守」
アクセス
諏訪神社（大阪市東成区中道）への行き方を電車の場合と車の場合。
電車の場合
電車の場合はJR学研都市線かおおさか東線に乗り「放出（はなてん）駅」で下車しましょう。徒歩8〜9分ほどで着きます。
大阪市内の場合は大阪シティバスでも行けます。バスの終点が「諏訪神社前」と書かれているので、とてもわかりやすいです。
車の場合・駐車場
諏訪神社の入口のすぐ横に参拝者専用の駐車場があります。
ただし上の写真でもわかるように駐車できる台数が限られているので、年末年始は利用できないと思います。ご注意下さい。
- 住所：大阪市城東区諏訪2丁目15-16（Google Map）
- 交通アクセス①（最寄駅）：JR学研都市線・おおさか東線「放出駅」より徒歩8分
- 交通アクセス②：大阪シティバスの終点「諏訪神社前」バス停すぐ
- 駐車場：あり（無料）
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